BIMI 設定
有効にすると、BIMI 設定ページに BIMI 構成のためのオプションが表示されます。このページはデフォルトでは無効になっています。
ユーザーは 設定 タブを使用して、BIMI 関連の情報をアップロードできます:
| 設定 | 説明 |
|---|---|
| BIMIのロゴ(ファイル形式: .svg) | ドメインに関連付けられたロゴをアップロードします。 注: ロゴは BIMI ロゴ仕様 に準拠している必要があります。 |
| BIMIのVMC証明書(ファイル形式: .pem) | 確認済マーク証明書をアップロードします。これらの証明書は証明機関から購入する必要があります。 |
ロゴの要件
BIMI ロゴは以下の要件と制限に準拠する必要があります。
必須仕様
BIMI ロゴファイルには以下が必要です:
- 正方形のアスペクト比: viewBox の幅と高さが一致する 1:1
- 中央配置されたロゴ: 角が丸い、または円形のディスプレイに対応するため
- ソリッドな背景色: 透明な背景は期待どおりに表示されない場合があります
- ファイルサイズ: 32 キロバイト未満
- ファイル形式: Scaled Vector Graphics(SVG)、特に SVG Portable/Secure(SVG P/S)
SVG 構造の要件
SVG ファイルには以下の要素が含まれている必要があります:
- 有効な SVG 構造
- 適切な XML バージョンとエンコーディング宣言
baseProfile属性が"tiny-ps"に設定されているversion属性が"1.2"に設定されている- 組織名を指定する
<title>要素 - アクセシビリティのための
<desc>要素(オプションですが推奨) - Unix 形式の改行
BIMI ロゴファイルに含めてはならないもの:
- 外部リンクまたは参照(指定された XML 名前空間を除く)
- スクリプト、アニメーション、またはインタラクティブ要素
<style>タグまたはインライン CSSwidthおよびheight属性<svg>ルート要素内のx=またはy=属性
NOTE
ほとんどの場合、SVG Tiny 1.2 にエクスポートできますが、ファイルは完全に BIMI に準拠するために変更が必要です。 詳細については、BIMI ロゴ仕様をお読みください。
XML 構造の例
xml
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<svg version="1.2" baseProfile="tiny-ps"
id="svg22" xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#" xmlns:svg="http://www.w3.org/2000/svg"
xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink" viewBox="0 0 216 216"
xml:space="preserve">
<title>BIMI Group</title>
<g id="g16" transform="translate(22.002966,12.468339)" fill="#FFFFFF">
<path id="path8" fill="#231F20" d="M44…."/>
<path id="path10" fill="#231F20" d="M57..."/>
<path id="path12" fill="#231F20" d="M134…..."/>
<path id="path14" fill="#231F20" d="M159..."/>
</g>
<polygon id="polygon18" fill="#00B3E6" points="109,... "/>
<polygon id="polygon20" fill="#00B3E6" points="82… "/>
</svg>メールボックスのサポート
BIMI の採用は増えていますが、まだ BIMI のテストや実装を計画している段階の大手メールサービスプロバイダー (ESPs) が多く存在します。メールサービスプロバイダー (ESPs) とその BIMI の現在のサポート状況については、こちらのナレッジベース記事「BIMI Support by Mailbox Provider - BIMI Group」で確認できます。
認証機関と証明書
証明書を取得するには、証明書プロバイダーから購入する必要があります。DigiCert のようなプロバイダーは、以下のプロセスに従います:
- DNS TXT レコードでドメイン所有権を証明
- 検証用に正しくフォーマットされた SVG ロゴ(Tiny P/S)を提供
- 会社の詳細を確認
- 会社および技術担当者の身元を確認
- ドメインリスクをチェック
- Privacy-Enhanced Mail (PEM) 標準で証明書を受け取る
- Common Mark Certificate (CMC): CMC の資格を得るには、1 年以上にわたるロゴの使用実績を証明する必要があり、ロゴは法的に保護されていないか商標登録されていない必要があります。
- Verified Mark Certificate (VMC): VMC の資格を得るには、ロゴが法的に商標登録されており、地域の適切な機関に登録されている必要があります。
関連する証明書を受け取ったら、BIMI 設定のドメイン管理で VMC または CMC (.pem ファイル) を DMARC Manager にアップロードする必要があります。
関連トピック
- BIMIとは何ですか? - BIMIの紹介とメール認証における役割
- BIMIはどのように機能しますか? - BIMIの実装と運用に関する技術的詳細
- BIMIが重要な理由は? - BIMIを実装することの利点と重要性
- BIMIの制限事項 - 現在の制約と課題
- BIMIの要件 - 前提条件とセットアップ要件
- BIMIの構文 - BIMI DNS レコードフィールドに関する詳細情報